2007年07月28日

お江戸大奮闘記

目に付く和小物が片っ端から欲しくなるお年頃。
お久しぶりです。はるかです。
タイトルの意味は特にありません。なんとなくそれっぽいかなって。

7月28日~29日、1泊2日の合宿に行ってまいりました~。
天気にも恵まれ、炎天下の中、目指すは一路『日光江戸村』!

総勢大人10名+お子様2名の大所帯。行きの電車の中は出るわ出るわ
お菓子の嵐。一番人気は酢昆布とチータラ。
…渋っ。

入村するといきなり釣り帰りのご隠居らしき男性とすれ違う。
「いやぁ釣りに出たんじゃが、この暑さでもう引き返してきたところでな。」
と話しかけられました。
皆さん芸が細かく、設定も確かでした。勉強になります(笑)。

リアルな江戸の町並みにおおはしゃぎの面々。
「うわー"お江戸でござる"の世界だ~。」とは細野さんの発言。
いや、江戸時代を再現してるんですよ。ここも、ござるもどっちもね。

広い通りに行くと七夕関連のお祭やってました。
お御輿に水をぶっかけるやつです。
今回、お初に共演させていただくムゲハチさんの役者さん
かずみっちゃんもこのお祭りに果敢に参戦。
タンクトップ姿で張り切って水をかけに行ったら、
担ぎ手さんと間違われたのか、逆に水をかけられて帰ってきました。
美味しいトコ取りです。

最初は柳生十兵衛のショーを観ました。
軽々と塀を飛び越える姿がカッコよかったです。
でも、ショー終了後、おもむろにダメ出しとか打合せを始める出演者の方々…。
あ、そういうもんなのね。なんかちょっとびっくりしたじゃないか。
でも、観終わったあとに「ちょっと、床材確認しといてー」と仰る水尾さんにも
ちょっとびっくりしました。
そうですね、吸収できるものは全て吸収しとかないとね。
気付いたら早くも、マイ番傘を購入してベビーカーを押してるまりりん先輩にも
びっくりしました。早っ。いつの間に!?

次回作での舞台となる「一膳飯屋」でおそばも食べました。
そこで働いてる女性が、いわゆる女中さんルックみたいな感じで
手ぬぐいのようなもので頭を覆っていたので、
「どうなってるんですか?本当に毎回まいてるんですか?」と
お聞きしたところ、
「あ、これ?被り物なのよー」と目の前であっさり脱いでみせたものには
なんと束ねた髪の毛までついてる被り物でした。
いやぁ、お江戸の人々はさっぱりしていて気持ちがいいよ。うん。
聞いた私らもいけなかったけどね☆

花魁道中も見ました。途中で雨が降ってきてしまって短めの道中だったみたいですが
雨に濡れた青天の方々にちょっと胸キュンでした。
横浜に帰ってきた今でも、彼のことが忘れられません…。

この突然の雨で団員それぞれ、思い思いの番傘を購入。
カラフルでなかなか圧巻。
妙にその時の出で立ちと番傘と、背景の江戸の町がマッチして
絵のようになるまりかさん。さては、計算してらっしゃいましたね(笑)。
一方で、大きめグラサン(死語)に帽子をかぶって番傘をさすよしやは
"これからハリウッド帰ります"的な雰囲気満載。
そうだ。もしかしたら、この番傘くんたちは
次回作で舞台上に登場するかもしれませんのでぜひお楽しみに☆

小道具担当のみゆきは、もともと買い揃えようと思っていた番傘を
皆が自腹で買ったことに一言。
「運命だったんだね☆」(訳…やったわ。小道具費が浮いたわ。)
その大雨もほんの一瞬で、再び灼熱地獄へ変わったところを見ると
小道具みゆきの呪いか何かだったのかもしれません。

演出あいさんなんぞは「一番舞台栄えしそう」という理由で
柄を決めてました。さすがです。

日本橋付近では大捕り物にも遭遇。
橋の上から川におっこちる岡っ引さん方、涼しそうでしたー(笑)。
しかし、終了直後にまたしても、落ち方に対してのダメだしがあったり、
飛び込み方を研究しつつもう1回落ちてみたり…。
うーーん。自由の町、お江戸☆

乳母車では橋を渡れないため池をぐるっと回って向こう岸に行くのですが
柳の下を乳母車押しながら歩くきょしょうの姿に、思わず
「ちゃーーん!!」と呼びかけたくなりました。
雰囲気に流されやすい私たちです。

花魁のショーも観にいきました。
今回の主さんは8歳の若君(毎回客席から選ばれるそうな)。
「みとせのおつきあい」って、ことは5歳から廓通いかい!?
なかなかに芝居センスの良いお坊ちゃまで面白かったです。

ラストは忍者ショー。
風間小太郎のお話で、ほんとに大男の小太郎さんでした。
役作り??いや、身長は作れないか(笑)。あの役者さんだから小太郎なのか??
一番前で観ましたが、殺陣の迫力と、出演者さんの身の軽さに大感動。
すんげーーっす。まじすんげーーーっす。

小太郎さんもイケ面でしたが、前説やってた忍者さんが、私好みでした。

終演後は役者さんが外でお出迎え、忍者ポーズで一緒に写真が撮れます。
ちなみに写真を撮ってくれるのも忍者さんです(笑)。
「はいチーズ」とか言ってくれます。
もちろん、前説の忍者さんとも写真撮りました。
素敵な思い出をありがとうございます。

楽しみにしていたにゃんまげには最後の最後にちらっとだけ会えました。
なんでも、暑さのため最後にしか出てこないそうな…。
そこは、もう少し頑張れよ、にゃんまげ。

夜は夜で、きゃぴきゃぴ盛り上がったのですが、私はかなり早い段階で
お子様2名と共に寝落ちしたため、詳細はまた別の人に聞いてください。  

Posted by 劇団やぶさか at 23:27Comments(0)8thSTAGE「雪月花」

2007年07月25日

筋肉痛。

いつもは稽古のその夜に稽古場日記を書くということを
自分的に守ってきたつもりなのですが、今回は2日も遅れてしまった事に
ショックを受けているみゆきです。あ~ぁicon11次回頑張ります!

今日は特別ゲスト、殺陣の先生S様がいらっしゃいました!
細野さんの幅広い活躍の中でお知り合いになり、今回
私たちの殺陣の面倒を見ていただける事と相成りました!
繋がりって素敵大事ですねっ!
S様がいらっしゃる為遅刻厳禁!!と言い放った細野さんご本人が
遅刻…。さすが大臣です。
でも、S様からお預かりした木刀やらなにやら色々なものを持っての
ご登場。ありがとうございます。本当にお疲れ様ですface10

S様ご登場で、稽古場の空気もいっきに引き締まりました。
実際、殺陣を学生さんたちにも教えていらっしゃるS様はほんとに
教え上手icon12流石です!また、声掛けがお優しくて
本当に楽しかったです。
でも、殺陣の型って格好ツライ…face03
ほぼひざは曲がったまんま。ぐぐって足に体重をかける為、
足がプルプルしてました…icon10
いやぁ、こんなにも大変なものなんですね。
でも、それがやっぱりカッコいい!きれいに見せる為には努力が必要なんです!
おかげで、やっぱり次の日は階段の上り下りが辛かった…face07
おばぁちゃんのようでしたよ。。。

S先生は木刀ではなく、本当にお芝居で使うような刀を使っていました。
私たちの型をなおすのも、その刀を使って。「もう少し足に力を入れて」
と足をズバッ!「腰を落として」と腰をズバッ!
みんな斬られまくりでしたよface13
って、書くとものすごくスパルタな感じですが、全然そんな事はなかったですよ!
あまりに刀が似合うので、そう見えちゃってちょっと面白かったですface02
最後に細野さんをS様が斬る振りをしてくれました。本当に斬っている感じに
見えるんです!!一同超感動!
「スゴイ!もっと斬ってくださいよ~!」「もう一回斬って~!」
と大興奮っ!結局2回も斬られた細野さんでした。。。  

Posted by 劇団やぶさか at 23:28Comments(0)8thSTAGE「雪月花」

2007年07月14日

台風接近中。

どうも。台風が接近してくるとワクワクします。異常気象系全般そうですが。
すいません、不謹慎で。たぶん実害のあまりないところに住んでるから言えるんですよね。
やぶさかフレックス社員、よしやです。
たぶん正社員ではなく契約なのでいつ解雇されるか立場激弱系ですよ!

さて、次回公演に向けて、私のお友達を2人役者としてお迎えしました。
2人とも役者経験はないんですが。

そのうちの一人、多くの我ら劇団員と同じ大学の卒業生で、私の友人中で1位2位を争う美的センスの持ち主Lさんを引き連れて稽古へ。

細野大臣(会長からついに入閣)はまだいらっしゃってませんでした。

すっかり忘れてましたが、今日から浴衣稽古だったみたいです・・・
皆さん浴衣を持参。
そんなこんで稽古開始。

Lさん、渡したばかりの脚本なのに読み合わせもせず、いきなりの立ち稽古に果敢に挑戦!
でもしっかりやってるのがすごい。
さすが、度胸が座ってる。と感心致しました
お手柔らかにお願いしますよ・・・・役者未経験なんですから・・・。
SHYガールよしやには真似できませんicon10
私、あんな2人を従えて目立てるの??
・・・頑張ります。
見た目の割りに迫力が出ないのが私の弱点ですからね・・・
はは・・・face07

メンバーも揃い始めていよいよ大きく動き出してます。  

Posted by 劇団やぶさか at 23:29Comments(0)8thSTAGE「雪月花」

2007年07月07日

曇り天気

やぶさかでは新入社員ばりの出勤時間のミズオです。
本日はオリンピックセンターにて稽古。

駅からむかう途中、踏切前に見慣れた後ろ姿が。
か、会長(重役出勤の細野の肩書)だ!!
「ほ、細野会長、おはようございます」
「うむ、おはよう水尾君。
 この踏切はなかなか開かんよ、すでに電車が三本目だ」
「そ、そうっすか、今日は早いっすね」
「昼からご飯持ち寄りのスタッフ会議だからね。
 そこのパン屋で買ってきたのだよ、ははは」
「そ、そうっすか」

もし近日中に雪か刀が降ったら細野が原因だと思われます。
世間の皆様、うちの細野がすいません。


今日は稽古後、刀剣博物館へ行きました。よしや・細野with拙者。
その道中、あるものを目にしました。
坂の名を記した立札なのですが、その名も

「初通しの坂」

…初通しの坂ですと?いくら演劇関係者が多数闊歩していそうな土地
とはいえ、その名付けは一体? 粋なのか野暮なのか?
と、どよどよする我々三名。
見れば中々の傾斜角度(その坂の名前かどうかは知りませんが)。
こ、これはもしかして、初通しが終わった後の
「まだまだ先は長いぜ…」
という気分から付けられた名なのか?

てなことを言いつつ立札に近づいてみれば、

「切通しの坂」

あ、「初」じゃなくて「切」でしたか。
こいつは、失敬。
その辺りで道をロストした三人は地元の方であろう人に場所を訪ねてみる。
案の定、道を間違っていた。

博物館で見た刃の数々は、
そんな我々の眼から曇りを打ち払ってくれましたとさ。  

Posted by 劇団やぶさか at 23:27Comments(0)8thSTAGE「雪月花」

2007年07月04日

ペリー来航

細野です。今日は初めての稽古場です。仕事帰りだったので少し遅れて行ったのですが、途中、迷子のあいさんを拾いました。駅から反対方面に歩いてしまい、まっすぐ行けば10分ちょいの道のりを、1時間も迷ってたのだそうです。私に出会えた奇跡に感謝するといいと思います。

そんな遠い道のりを知ってか知らずか、稽古場に入ったあいさんと私を迎えた団員の第一声が
「餌は?!」
家族で夕飯を食べに行ってしまった日の犬の如し。
水尾曰く、あまりの空腹に耐えきれず、後から来る人に「餌求む」のメールを送ったとのこと。あ。ほんとだ。来てる。気付かなかったよ。食糧難を救ってやれなくてごめん。
唯一おやつを持ってきていたあいさんを拝みつつ、稽古開始。
リライトされたクライマックスの脚本読みです。

真剣に読んでいるというのに、なぜか笑いをこらえるみゆきとよしや。
何故。
問い正したところ、アップ中、「~であるよ。」というセリフの語尾が中国人ぽいねと話していたのを、思い出し笑いしてしまったとのこと。
あぁ。言われてみれば。
そんな話に引きずられ、読み方がたどたどしくなるとその度に読む側も聞く側も外人キャラが思い浮かばれ、稽古場はペリー大襲来。笑いのツボって一回はまると抜け出せないものですね~。おかげで、私とはるかとよしやには、「かんだら切腹」令が言い渡されるはめに。壮絶な戦いでした。
「~であるよ。」のシーンに出ていないみゆきは、本番も裏で笑う気満々だそうです。  

Posted by 劇団やぶさか at 23:27Comments(0)8thSTAGE「雪月花」